徒手空拳 of 新極真会 広島支部 大濱道場

2012年8月

―― 極真魂 ――
 夏が来た。例年この夏休みに東京で行われるカラテドリームカップ、参加人数も1400名を超え文字通り子供達やシニア世代の夢の大会になって来た。
広島支部道場生にとっても一つのあこがれの大会として、年々参加者が増えている。 今年は代々木競技場第一体育館で、7月28日(土)初日は型とシニアの試合が行われ、29日(日)は少年部達の試合だ。

 昨年小学5年生重量級決勝戦で判定負けした、中本篤志選手。一年間、雪辱を期して日々稽古を重ね、休みの日も黙々と道場で汗を流した。
家族の支えを受け一生懸命努力する姿は、一途に目的に立ち向かう人間の美しさとなる。負けた無念さがバネとなってのことだ。
実ればいいな。「努力はむくわれる」このことを結果で実感してもらいたい。若者たちに努力を重ねることの大切さを伝えたい。人生の大きな自信を体感してもらいたい。そう思いながら大会に臨んだ。

役員として審判をしながら、勝利を願った。試合を見ることが出来たのは、準決勝戦だった。体格差が大人と子供。中本篤志も大柄な体格だが、もっと大きな選手との対戦を観戦した。一歩も引かぬ戦いぶりにこの一年間の成長を感じ、勝負にかける執念を感じた。最終延長の末、旗は、2対2。主審判断で僅差の勝利。決勝は見られなかったが、試合後、優勝のカードを胸に挨拶に来た彼は、むくわれた喜びに満ちていた。

「よかったな、努力がむくわれたな。忘れるなよ!」

 努力すれば、すべてがむくわれる訳ではないが、その過程で得るものの大きさは計り知れない。
思うこと、心が物事を動かしていくことを、ぜひ感じ、知ってもらいたい。
極真魂とは、この“思うことの大切さ”である。

2012年1月

 昨年は日本を東日本大震災という大きな危機が襲った。その中で多くの人々の生命や財産、未来が失われた。そして、今でも国や政治家たちの無能さによって、苦しい状態が続いている。天災の後の人災は、救え得た人々を見殺しにしている。何の為の国なのか、政治なのか、と、今迄の平和ボケしていた我々に、大きな課題を与えてくれた。国のあり方を国民に問う大きな問題提起でもある。「我々は、日本をどんな国にしたいのか?」この命題を真剣に考え、行動していく時が来たと思う。
 また、昨年末に出来た野田ドジョウ内閣は、まず、結論ありきで、官僚の言いなりにすべての政策を強行しようとする。民意と乖離の大きな最低の内閣である。TPP問題はもとより、消費税に到っては、とにかく将来の社会保障を旗印に、やるべきこともやらないで、国民に犠牲を強いる。まるで狂気の行為である。「苛政は虎よりも猛し」と、喝破したのは、孔子であるが、日本の楫取りをする政治家のレベルは、どうも救い難い。人食い虎以上の恐怖である。

 念頭からマイナスの事をあれこれ書いたけれど、本当は希望に満ちた明日を語りたいし、夢を語りたい。

 まず、昨年10月に行われた世界大会では、日本が本家の面目を守る圧倒的な勝利を得た。優勝した塚本選手に心から「おめでとう。そして、ありがとう!」と言いたい。そして、彼の戦いの中に、これからの空手の大きなテーマが存在したことを感謝したい。自分の志向するカラテがそこにあったのだ。 今年は、そのカラテをもっと探究し、結果を残したい。 大濱道場門下生には、一年かけて、伝えていきたいと思う。

 また、今年の一月一日から、「三戦」の型を、3年かけて、一万回の取り組みを始めた。一日約10回が必要である。
皆も、何か今年の課題を決めたかな・・・?